300㎞千葉ブルベ!④
CP-4を出て直ぐに緩い上りに、脚の状態を確かめながら走る。
前を走るライダーが見えて来た。ここまで来ると追いつき追い越せモードにならないようだw
前のライダーのライディングを観察しながら走ると、どうも左ギリギリに走るのが苦手なようだ。
後から来る車に、失礼な言い方が、妨害してるようにはらみながら走っている。
下りに入ると荷重の掛け方がお粗末だ・・・おいらはじゃんさんに色々とご指導してもらっているが、身近に教えてくれる人がいないのだろう。
カーブのアプローチで荷重を掛けていないので、状態が棒立ち状態で走っている。しばらく後についていたが、おいた達のペースが乱れるので、早々に抜くことにする。
気持ち良く緩やかなアップダウンを走って行くと、一旦街中を走ることになる。
車は増えるが、車幅は広く左沿いにもかなり広いペースがあって車の邪魔にならずに走っていける。2㎞ほど走ると町とおさらばして、また緩やかなアップダウンを繰り返しながらじょじょに上り主体の道に・・・
自然の中を走る感じなのだが、会長の住む明野町と比べるとなんか空気が今一・・・海岸沿いの工場地帯から出る煙が原因だと直ぐに推測がつく。
太陽は出て気持ちいいが、雲が時折太陽光を遮るので、アームウォーマーを外したいと思うほど暑くはおいらはならないw山さんは暑い様で、ウォーマー類をめくって走っている。
緩いと思っていた上り坂もじょじょにきつき感じるようになってきた。
ここに来るまでに何回道を間違えただろうか?w
前の走るライダーを抜いては、道を間違え抜かされまたしばらくすると抜くの繰り返しw
他のライダーからすると、ペースを乱す奴らと思われたに違いない・・・
上りを走ってると気にならないが、下りと平地になると、ケツの痛みがかなり気になるようになってきた。その都度サドルから尻を浮かしリフレッシュさせるのだが、痛みが発生する間隔がだんだん短くなってきている。
先に書いたボントレガーのサドルを導入して挑もうかと思ったが、今回のブルベまでは、ブレイズを使い倒したいと思いそのままにした・・・でもボントレガーのサドルが必ず良い物とは限らないんだよね~!サドルやハンドルは装着した時に、またがったり握ったりしただけでは正直好みな物なのかわからないパーツだ。ヒルクライムイベント時だけとかの使用時間限定なら超軽量サドルとかは良いんだろうけど・・・長い距離と言っても100㎞と200㎞でも随分違うし・・・今回のブルベの300㎞になると正直幾らマッチしていても痛みは伴うものなのだと思う。かんたんに言うと我慢だ!自転車競技やマラソン競技はMの世界と言われるが、まさに機材にまでMの力が加わるわけだw(おいらは、どMじゃないと思っているがw)
そんなケツの痛みと自転車を降りた時の腰の痛みが、200㎞を越えてから出てきたおいらだが、CP-4からCP-5に向かう途中のアップダウンで山さんは左脹脛がやられたしまった。
「攣った!」って山さんが・・・ここまで来てリタイアの方が辛い選択になるので、山さんのペースで良いから走って下さいと言い、上りは山さんのペースで走るが・・・おいらも脚が売り切れに・・・トップテンに頼らないと脚が回らなくなってきてしまった。脚が攣って抑え気味の山さんにも上りで遅れ出す。気持ちだけは切れないように、BCAAとトップテンで繋ぎながらなんとか走って11時ジャストくらいにCP-5に到着!
(写真提供山さん)
いよいよここまで来たんだと言う思いと、腰痛の痛みが入り混じりながらの休憩。
再スタート直後にマザー牧場までの上り坂が、今回の300㎞の中で最難所とスタート前のブリーフィングで言っていた。ゴールまでの距離は40㎞弱、ボトルは1本だけを満タンにして最難所をクリアする為に少しでも軽量にしようとする。スタート前に、駐車場で休んでるであろうじゃんさんにこれからCP-5を出ますとメールをすると、すでにゴールしてる人が何人かいるよ~!って返事が返ってきた。早い人は本当に早いね~!13時間で40㎞差がついてることになる。
BCAAのパウダーを秘密兵器に山さんにわけて、摂ってからゴール向けて出発!
やや緩やかで気持ち向かい風の中マザー牧場に続く道を走る。
観光地だけあって横を走って行く車の数が多い、しばらくすると道が狭くなりいよいよ上りの始まりだ!
山さんの後ろを山さんのペースで走る。少し前にライダーがいるが、既にギアを使い倒してる状態のようで時折蛇行しながら走っている。
脚に痛みがある山さんもペースが上がらないようで、(上りは)最後だと思い山さんを抜き頑張って漕ぐ。
最初はきつい緩いを繰り返しながらの上りも途中からきついだけに・・・軽く回せなくなり、乳酸が溜まりかなり厳しい状況だ。息も荒くなり、アームウォーマーを下げ少しでも体内に空気を送るように心見るが大して変わらない(泣
どんな道なのか知らないくても、気持ちで走れたCP-3からCP-4の途中の上りとは訳が違う。 九十九折になっていれば、カーブは大回りしてして、少し緩くなる感覚を味わえるのだが、マザー牧場までの坂はカーブは緩やかで、次のカーブまでは100m以上直線が続くの繰り返し。
270㎞以上走行してきてこの上りはイジメとしか思えない!w
フレッシュな状態だったらどんな気持ちで上れるのだろうか?
そんないつもの状態に戻ったおいらは頂上手前で山さんにパスされ、先に抜いたライダーにも抜かれる始末。速度は6キロくらいまで落ち込んでいた。景色は流石に最高だが、味わっている状態ではない!
一度止まってリフレッシュすれば・・・と頭に弱志が過ぎったが、ここまで来て脚をついてたまるか!と思い、乳酸の溜まった脚だが、無理やりダンシングして上りきった。
直ぐに下りになり慌ててアームウォーマーを上げ、乳酸の溜まった脚を空回しさせ乳酸の除去をする。今までは上り切ったら止まって休憩していたおいらだが、ここでも少しは去年から成長してるかな?って感じる。
マザー牧場に着てる観光客が「自転車でここまで来たの!?」って顔しておいら達を見ていたのが、なんだか可笑しかったw(それが直前まで苦しかった思いを忘れさせてくれるのだがw)
下りに入り、先に走っていたライダーがトラブル発生で止まったが、山さんが止まる気配がないので、申し訳ないが無視して下って行く。
下りになるとまたケツの痛みとの戦いが始まるw
何回もケツを浮かして痛みを除去する。2人ともマザー牧場までの上りで脚を使い切った感があり、下りでは脚を止めることが多くなる。平地で追い風気味でもあまり漕ぎたくない感じだ。
道は山里から町へ・・・地図を作成した際に、入念に確認したせいか、風景と地図から連想出来るイメージがマッチする。やっと地図を持ってきた価値が出た感じだw
国道16号に出て追い風気味で走りやすいが、脚の疲れは50%くらいしか回復しておらず、追い風を利用して飛ばすことが出来ない。それでも気分良く漕げているはゴールがいよいよ近づいてきたからか?
県道を抜け橋を渡ると、いよいよゴールが近づいてきている事を、アクアラインが見えるので実感する。
前日の夕方、車で通った際に「明日はここを走る時どんな気持ちになってるかな~?」なんて思ったが、実際には「あと少しでゴールだ!」ってごくごく普通な気持ちだったw
海浜公園先にある風力発電のプロペラがじょじょに大きくなってくる。
海浜公園までのラストのストレートまで来て山さんと「やっとゴールだね!」って確認し合う。
ゴール後話したが、300㎞を走破した満足感より、辛かった思いの方が大きかったw
駐車場に入る手前で、タッチをして(ランスがチームTTで勝利した時みたいにカッコつけてw)健闘を称えあいゴールを迎えた。
駐車場に着くとAJ千葉のスタッフの元へ・・・正式ゴールタイムは13:20となった。
約15時間20分、じゃんさんの途中リタイアがあったり、300㎞という距離を走って体験出来た(感じた)ことが多かったブルベだった。
満足感は薄いのだが・・・今後の超距離(丸コバブルベとかね!w)を走る自信にはなったと思う。
後日、じゃんさんはリベンジ宣言!300㎞に再挑戦するのか、400㎞に挑戦するのかまだわからないけど、一緒に走ることが出来たなら、今度こそは足を引っ張らないことを意識して走りたいと思う。
自転車って改めて奥が深いを感じた300㎞でした!(最後まで読んでくれた方ありがとうございます。)
今後、300㎞以上走る場合は、要ポジション見直しだな・・・アレを買うか・・・っと物欲がw
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