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300㎞千葉ブルベ!③

CP-2(九十九里海岸の近くのセブンイレブン)から海岸沿いに出てしばらくはのんびりしたペースで走りだし・・・休憩時にやはり少し体を冷えてしまうので、最初は体内を暖めることを重視した走りだ。

CP-1の時より早く再スタート!CP-2では他の参加者は夜食(カップ麺等)を食べてる人もいた。前を走る人は見えないが、後から来る人も見えない・・・おいら達ば3人衆だからいいけど、これが1人旅だったらちょっと寂しいよな~!w

体も温まり先頭交代を繰り返しながら走る。アベレージは26~28キロくらい!風向きが良いので、ほとんど脚に負荷を掛けないで回せる状態だ。

山さん→じゃんさん→おいらの順で先頭を繰り返す。

すれ違う車、後から来る車はほとんだいない・・・夜間とはいえ、東京とは比べものにならないくらい走りやすい環境だ。

先頭交代を繰り返しながら海岸線を南下するおいら達だが・・・じゃんさんにここら辺から異変が出始める。

山さんの次はじゃんさん、その次はおいらって感じに先頭交代を繰り返すはずが・・・たま~に、じゃんさんが山さんの前に出ない(出れなかったってことだけど)ことが・・・山さんが引く時間が増えるので、おいらが前に出る。そんでまた山さんが前に出るって感じに・・・

(その時は)おいらは勝手に『早すぎるから、抑えてね!』って意味で前に出ないのか?って思っていたりしたのだが・・・

海岸線から別れを告げ、内陸側のアップダウンに入ると、前を走る人に追いついた。

トレインは5人に増えるが、先頭交代はおいら達の3人だけ・・・『少しは引いてくれね~かな~?』って思いながら後を振り向くと、じゃんさんの姿がない・・・山さんに声をかけ慌ててスローダウンしてじゃんさんが来るのを待つが・・・なかなかライトが見えない・・・『パンクか?』って思って引き返そうと思った時にじゃんさんのデローザのライトが見えた。

あとで聞いたが、喘息の症状が出てしまって、上りが区間に入った辺りから踏めなくなってしまったらしい・・・喘息の辛さはおいらにはわからないが、かなり深刻な状態だったようだ。

そんな事になっていたとはわからない、おいらと山さん。

じゃんさんはおいら達に「ごめん!ごめん!」と言って一緒に走り出した。

じゃんさん復帰後直ぐにCP-3のデイリーヤマザキが・・・

自転車を止めると同時にじゃんさんから「おれ、ここでリタイヤするわ!」って宣言される。

「・・・!?」おいらと山さんは目が点に・・・

「喘息の症状が出ちゃって、薬を飲まないと直らないから・・・」

じゃんさんは自分の体調のこと淡々を語り、おいらと山さんはその言葉を受け止めた。

テンション↓って言うか、ショックを受けたことは事実。

サポートをしなければいけないおいら達が、逆にじゃんさんを追い詰めてしまったようで・・・

改めて丸コバブルベ時に、瓦屋さんが終盤まで1人で全員のことを考えながらの丁度いいペース配分で走っていたことを気付くことになった。

もっと回りの人をよく観察しながら走らないと・・・(反省)

じゃんさんは地図で海浜公園までのルートを確認、最短ルートで35㎞くらいだから3時間も走れば着くだろうと分析。

おいらと山さんは、気を取り直し補給を摂る。

「体が冷えちゃう前にいくわ!」と言い残し、じゃんさんは闇夜の中にデローザと共に消えていった・・・

深夜4時過ぎ、CP-3にてじゃんさんDNF。

Hi380203

じゃんさんが行ってしまったあと、少ししてからおいらと山さんもCP-3を出発!

『じゃんさんの分も頑張って走るぜ!』 って思いながらスタートだ。

っが、体を完全に冷えてしまい、2人して「寒い!寒い!」を連呼する始末w

ここからしばらくは内陸で山の中を走る。気温が明らかに低いと感じる・・・何度くらいだったのかな?

さてさて、ここからは丸コバ3人衆からデュオに・・・w 2人して協力しながら走る。おいらの地図はあてにならないので、山さんのキューシートを頼りに走ることに・・・

キューシートを確認しながら走る山さんの負担を減らす為に、なるべく前に出て走ることを心がける。

冷えた体は、アップダウンを繰り返ししてる間に、暖かくなったが、暗がりの中を走ってるせいか距離感が鈍り、キューシートと照らし合わせながらの走行なのに、道があってるのか不安になってくる。サイコンの距離と視界による距離感が揃わない・・・

途中、途中、止まって確認する回数が増える。

前を走る人がいればテールランプが目印になり、不安も解消されるのだが・・・前も後も誰もいない。

走っても走っても先が見えてこないのは不安になるが・・・5時も回り東から薄っすらと明るくなってきた。

じょじょに山にも光が射し、霧がかかった谷間が幻想的に見える。

明るくなると元気も沸いてくる!w(太陽万歳だw)

AJ千葉がつけた標識を山さんが発見!わかり難い有料道路に入る道を無事に通過すると、上り一辺倒の道に・・・軽く回すことを意識しながらギアをチェンジして進んで行く。

息はあがるが苦しいってほどではない、標高が低いせいか?

道の雰囲気が似てるせいか、去年走った秩父の山岳サイクリングを思い出しながら走る。

あの時はひいひい言いながら走ったな~!wあの時と比べると我ながら成長してると感じる。

いつしか会長に言われたこと(なるべく重いギアで漕ぐ癖をつける)を実戦している自分に気が付く。

辛いけど、ギアを1つでも2つでも重くしてしっかりと漕ぐ!乳酸が溜まってきたら軽くして除去をする、これの繰り返し・・・

前を走る人を見つけ俄然勢いが増す!

ダンシングも多様して追いつき追い抜こうとしてる自分がいる。

いつも心が折れるヒルクライムなのに今日は調子がいいぞ!w

頂上手前で追い抜き、そのまま下りに入ろうかと思ったが、休憩してる人が目に付き脚を止める。山さんと相談し休憩してから下ろうってことに・・・

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(写真提供山さん)

朝靄をバックに撮影!

バック中を整理すると、なるしまで買ってきたはずのパワージェルがない…慌てて出発したので、入れ忘れしたみたいwトップテン(2本)は入っていたので、ニトロパワーが必要な時の為に、いつでも飲めるようにフロントバックに入れるw

休憩と記念撮影してる間に、他に休憩してた人は先に下って行ってしまった。

さて下りかと思い寒い中、身を小さくして下り始める。

山さんは下りが苦手なのかかなりのんびりしたペース…おいらが先に出てペースを上げる。

足を空回ししながら、冷えていた体を少し暖まってきたところで、シークレットポイントが…通過するわけにいかないので止まり名前を申告すると、暖かいスープをご馳走してもらった。

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(写真提供山さん)

あとでわかったことだが、まだ朝が明ける前から準備して、スープ等の食事の準備をしながら参加者を待ってくれていたり、先回りしてCPで待っていたりと、AJ千葉のスタッフにはこの場をかりて感謝したい。

暖かいスープを2人ですすり、早々に出発することに…(早く海岸線に下りて暖まりたいって思いが強い!)

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(写真はAJ千葉からの提供)

再スタートしてしばらく走ると鴨川有料道路の料金所を、お賽銭の様に通行料(20円)を入れて通過する。横に一般車が居たのだが、助手席のご婦人の不思議そうな表情が印象的だったw

下るだけかと思っていたら、アップダウンの繰り返し。後半に向けて足の温存したいので、あまり負荷をかけないように走る。

じょじょに海が近づいてくるのを体感気温の上昇で感じる。

山さんは暑いみたいで、レッグウォーマーをめくりながら走る。

鴨川市に入り、シーワールドの看板が目立ち出す。ここからは沿岸を南下するように走ることになる。海外沿いに出ると、太陽が海を照らし反射して眩しい!山の中にいた寒さは嘘だったかのような暑さだが、程良い風の影響で走りやすいが、ウィンドブレイカーのままでは暑すぎるので、海岸沿いで小休憩を取ることに…

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(写真提供山さん)

海岸沿いに出たら、向かい風になると思っていたが、弱い追い風気味で、凄く走りやすい。観光地が近いので流石に車の量は増えだしたが、走り難いほどではない。

先頭交代を繰り返しながら南下して行くが、少しオーバーペース気味かな?っ気づく…

アップダウン時は25~27キロに落ちるが、平地になると35キロ近く出ている。

追い風の影響もあるが、流石にやばいかな?って感じたので、30キロくらいに落とす。

っが運悪く?黙視出来る位置に走るライダー(トレイン)を発見してしまう。

山さんのペースがあがるwおいらも遅れないようにつくが、「少し休みましょう!」って山さんに伝えて、トレインの後で楽させてもらうことにw

2人で先頭交代しながら走るよりかなり楽だwサイコンのスピード表示を見ると28キロくらい。

30キロオーバーで走っていたので、かなり遅く感じるが、CP-4前で自滅したくないのでしばらくこのペースで走ることに…

山さんはトレインの真ん中辺りに入って走っている。

随分楽させてもらったので、さて行こうかと横を上がりながら山さんに「行くよ!」って言って一気に抜き去る。付いてきてくれると助かるのだが、マイペースで誰も追ってこない…う~んCP-4までは頑張って走ろう!気持ちよく置き去りにしたのに、CP-4手前で抜かれたらカッコ悪いからね!w

そんなんで、再び2人で先頭交代をしながら南下する。押さえ気味に走るつもりが、気分良く回せてるのでそのまま走ることに…山さん曰くサイクリングハイ状態に…それでもやはり疲れがないわけではない、気を抜くとスピードは直ぐに25キロくらいに落ちる。いよいよトップテンの出番がw

初めて飲む(なめる)が、かなりドロドロしていて蜂蜜をなめている感じだ。

だが直ぐに体の芯にピーンと張るものを感じて、疲れてるはずの体が気持ち元気になった気がする。凄いぞ!トップテン!店長やじゃんさんに勧めされて買ったみたが、これ最高!普段(あまり疲れていない時)飲んだら甘くて甘くてたまらないと思うが、こんな状況で飲めばかなり使える補給食?だ。 (1本900円するので、何本も携行出来る物じゃないが…ネットで10本まとめて買えば1本辺り700円くらいになるので、今度買う時は、ほしい人を募ってまとめ買いがいい!)

そんな疲れが出始めてトップテンに頼りながらもCP-4に無事に到着!

おいらのLOOKはポジションは普段の仕様のまんま!写真等でわかると思うがかなりハンドルが低い位置になっていて長距離にはっきり言って向いていない仕様だ!その影響が出始める。

腰が痛くなってきてしまった…走ってる時のほうが楽なくらいだw

CP-4で休憩で腰を下ろそうとすると、ピキピキって感じに痛みが走る。

CP-1からCP-3まで休憩時にストレッチ等で体をほぐすことをしてこなかったこともきっとあると思う。

あとケツが痛い!これは長く乗っていれば仕方ないことだ。ブルベにしても遠出のサイクリングにしても、一般道を走るわけだから、微振動を常に受けながら走るのは当然のこと・・・痛みが出ても慣れる(我慢する)しかない!サドルは今後、交換するので、その時は超長距離を想定した物を予定している(候補はボントレガーの新型サドルの中間グレード)。

CP-4では(朝食も兼ねて)少し長め休憩に…以前に参加してるらしきライダー達の会話から、この先は上り下りが多いことが判明する。

太陽の上がり、かなり暑くなってきていたので、半袖ジャージだけで行こうと思ったが、下りもあるならアームウォーマーが必要だ!

さて食事も済ませ準備(軽量化等w)も整い、いよいよ最終CP-5に向けて出発だ!

残り100㎞を切り、自己最高走行距離(200㎞オーバー)は更新だ。

④に続く…

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コメント

遅ればせながら完走おめでとうございます!!!
暗いところ、道のわからないところを300kmも走るなんて本当にすごいです。

投稿: くろだ | 2008年3月21日 (金) 23時34分

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